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あいちトリエンナーレ [contemporary art]

もうとっくに終わってしまいましたが、
あいちトリエンナーレも行ってきたのでした。
あまり期待していなかった分、
かなりの満足度でした。
全体的に贅沢なスペース配分で、
個々の作品を堪能できるようになっていました。
愛知県美術館で1つ印象的だったのは、
ジャン・ホアンさんの”ヒーロー”。
皮をパッチワークのように縫い合わされてできた、
ある意味ぬいぐるみのヒーローはとにかく大きい!
ものすごい存在感でした。

あとは、渡辺英司さん。
渡辺さんと言えば、図鑑の切り抜きっていうイメージだけど、
↓こんな感じ。
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今回はそれ以外の意外な作品達がみれておもしろかったです。
長者町の普段は使われていない建物を利用した、
インスタレーションは、渡辺さんの作品に限らず、
どれもよかったです。

祝初フランス!・その3 [contemporary art]

最後に、
本当は行かないでおこうかと思ったんだけど、
やっぱり行きたい!と気を取り直していってきました。
オランジュリー美術館。
ここには、モネの睡蓮の為だけに作られた部屋があります。
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八の字につくられたその部屋は、
まさに睡蓮を満喫できるようなつくりになっています。
直島にある、地中美術館の睡蓮は、
ものすごく神々しくて、綺麗なんだけど、
モネの作品というよりも、
モネの作品を取り入れた安藤忠雄さんの作品という印象です。
それに比べて、オランジュリーの睡蓮ルームは、
モネの睡蓮を一番自然な状態で楽しめると言えます。
日本のように絵がガラス張りの額に入っていなくて、
直にしかも、間近でみれるのもまた、
すごく贅沢なことだと思いました。
さすがフランスです。

祝初フランス!・その2 [contemporary art]

ベルサイユ宮殿では、村上隆さんの展覧会がやってました。
もとい、村上隆さんの展覧会がやっていたので、
はるばるベルサイユ宮殿に行ってきました。
さもなければベルサイユ宮殿は行かなかったかも。
それはそれは遠いんです。

特に村上さんのファンではないんだけど、
日本人がベルサイユ宮殿で展覧会をやるなんて、
そうそうあることではないと思うので、
是非行ってみたかったわけです。

さて、結論は行ってよかった!
はるばる行った甲斐がありました。
ベルサイユ宮殿自体、ものすごく広大で、
自分がとてもちっぽけに感じました。

そんな中、
村上隆さんの作品は、どうどうと宮殿内に鎮座し、
↓コレ
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あるときは、一角を占拠し、
↓コレ
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また、あるときは、庭の中にとけこんでいました。
↓コレ
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宮殿内にこんな大胆にインスタレーションされていることに驚きだったし、
村上さんの作品が、
調度品たちと全くひけをとらなかったことにまた感動しました。

祝初フランス!・その1 [contemporary art]

10月初め、ストが激化する直前、フランスに行ってきました。
初めてのヨーロッパで、見るもの見るもの圧巻で、
歴史ってすごいなぁ。と思いました。
今回行ったのはパリだけだったんだけど、
どこもかしこもアートだらけ。
しかも、違和感なく、当然のように乱立するアート作品は、
パリジャンの生活の一部になってました。
全部あげてたらきりがないので、
3つだけピックアップします。

まずは、サヴォア邸。
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サヴォア邸といえば、ル・コルビジェの代表作で、
近代建築の五原則である、
ピロティ
屋上庭園
自由な平面
独立骨組みによる水平連続窓
自由な立面
をより実現させた作品です。

以前から気にはなってたんだけど、
杉本博司さんが撮ったサヴォア邸をみてからは、
フランスに行くときは行きたい!
と思うようになって、今回なんとか実現しました。

自由な設計なんだけど、
無駄がなく、とにかくラインが奇麗!
杉本さんがあの写真を撮りたくなった理由がわかります。

中もすごく自由に観覧できて、
写真も撮り放題で、
とてもテンションがあがりました。

コルビジェさんのことはあまり詳しくないんだけど、
とっても興味が湧いてきました。

Jan Fabre x Katsura Funakoshi - Alternative Humanities [contemporary art]

7月の連休でひさびさに金沢に行ってきました。
前回は真冬で雪の中、凍えそうになりながら散策したけど、
今回はうってかわって夏!
めちゃくちゃ暑くって、
ばてばてになりながら散策しました。

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金沢21世紀美術館では、Jan Fabre x Katsura Funakoshi がやっていて、
Funakoshiさんも大健闘だったんだけど、
Jan Fabreさんが圧倒的な存在感でした。
Jan Fabreさんと言えば、
虫を使ったアートというイメージで、
正直、奇麗だけど気持ち悪い。。。
と思ってました。
でも、今回の、”昇りゆく天使たちの壁”(虫でできたドレス)は、
気持ち悪いとは言わせない圧倒的な神々しさを放っていました。
インスタレーションがとってもよくて、
すごく高い天井の部屋の真っ白な壁のかなり上のほうに、
ドレスがぽっかり浮かんでいました。
そのドレスの傍らの、”私自身が空(から)になる”は、
これまたすごい存在感なんだけど、
気持ちわるすぎて直視できなかったです。。。
この、影響力!それはそれですごいと思います。
あと、ゴールドシリーズの”水に書く男”は屋外の展示で、
↓これ
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バスタブの中に、
連休前にたくさんふった雨水がたまっていました。
ちょうど、水と指の位置がぴったりで、
水の上に何かを書いているようでした。

私は、Yan Fabreさんのことを甘くみていました。

遠くの羽音ー村瀬 恭子 [contemporary art]

豊田市美術館に行ってきました。
前々からずっと気になっていた、村瀬 恭子さんの企画展がやっていて、
やっぱりこの人好き!と思いました。

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少女を取り上げた絵がほとんどで、
ちょっと暗めでおどろおどろしい絵も多いんだけど、
なんかしっくりくる。
迷宮に迷い込んで、
でも迷い込んだことを全然不安にも思わず、
ふわふわしながら順応していく少女っていうイメージです。

今回、展示方法もすごく凝ってて、
小さい部屋を暗い洞窟に見立てていたり、
黒いシートからあふれる自然光を利用したりで、
みていて全く飽きなかったです。
あと、普通、絵の展示は、白い壁に展示されていることが多いけど、
ある1画が、黒い壁に黒いキャプションがつけてあって、
すごく新鮮でした。

また、村瀬恭子さんの10年を振り返るというコンセプトで、
最新作品から、2000年の作品にさかのぼる展示順も、
なかなかおもしろいかったです。

ジョン・ルーリー展ードローイングー [contemporary art]

東京最後は、ジョン・ルーリー。
ワタリウム美術館に行ってきました。
ヤンバルくんが、ジョン・ルーリー観に行くよっ。
って言ったとき、
ふーん、ジョン・ルーリーね〜。
と思った程度だったけど、
行ってみて、つながりました。私のお気に入りたち。

まず、ダウン・バイ・ロー。
ストレンジャー・ザン・パラダイスもそうだけど、
私のお気に入りのジム・ジャームッシュのダウン・バイ・ロー主演。
そして、いろんな人をゲストに迎えて釣りに出かける、
フィシイング・ウィズ・ジョン。
そもそも、この2人のジョンが、同一人物なんて、
考えたこともなかったです。
それがわかっただけでもかなりの満足。

全体的に暗い感じの絵だし、
テーマもちょっと切なかったり、
くらかったりするんだけど、
水色と黄緑色がすごく奇麗な絵たちでした。

http://www.watarium.co.jp/exhibition/index.html

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ルーシー・リー展 [contemporary art]

今回の大本命。
ルーシー・リー展。
すごくよかったです。

今までみたことのない、
初期の作品から、定番の作品までとにかくその作品数の多いこと!
21design sightでみたときには、
そのインスタレーションの美しさに大満足だったけど、
今回は、インスタレーションはともかく、
個々の作品をまじまじと、間近でみられる!
これがすごくよかったです。

ショップもグッズが豊富でテンションあがります。

ピンバッチ付きのチケット買っておいてよかった〜。
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猪熊弦一郎展 いのくまさん [contemporary art]

ゴールデンウィーク。
お気に入りの指輪を購入するために、
東京に繰り出しました。

1泊2日だったので、あんまりたくさんアートはみれなかったけど、
3つだけみてきました。

まずは、新宿オペラシティーのいのくまさん。
http://www.operacity.jp/ag/exh117/

いのくまさんとの出会いは、香川県にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館でのこと。
美術館が、谷口さんの建築だということで行ってきたんだけど、
レターセット好きの私をノックアウトする可愛さの、
いのくまさんグッズが売っていて、
他にもいろいろ買えばよかった。。。
と後ろ髪ひかれたのが印象的でした。
それ以外は全然いのくまさんのことは知らなくって、
いのくまさんの展示ってどうなんだろう?
と半信半疑で行ってきました。

会場に一歩足を踏み入れた瞬間から、
いのくまワールド満載で、
かなりおもしろかったです。

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いのくまさんのために書かれた、
谷川俊太郎さんの文章といのくまさんの作品が、
すごく上手に展示されていて、
すごく楽しい気分になりました。

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もちろん帰りには、グッズも購入しました。

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知覚の扉 [contemporary art]

ひさびさに豊田市美術館です。
今回は、
豊田市美術館のコレクションからの、
知覚をテーマにした作品
+あいちアートの森出品作家の作品の展示でした。

さすがに自分のコレクションだけあって、
見せ方を知っているというか、
全体的にすごくまとまりがあっておもしろかったです。

とくに、オラファーの作品、
”Green land lamp"はめちゃくちゃよかった!
その展示方法がオラファー作品の魅力を最大限に引き出していて、
ため息がでました。
天井が鉛筆みたいに多面体になっている真っ白な部屋に、
このGreen land lampが吊るされていて、
作品が発する光が白い壁にうかびあがって、
妙に癒される空間をつくりだしていました。

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